現在、臨床検査技師(MT)として働いている方の中には、さまざまな理由で後悔し職場を辞めようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
中には、後悔して仕事を続けるかどうか悩んでいるのは自分だけで、ほかの人は仕事を辞めているのではないかと不安に感じている方もいるかもしれません。
今回は、そんなMTの方に、どのような理由で後悔している人が多いのか、またどうすれば問題を解決することができるのか、具体的な方法を詳しく解説していきます。
目次
1. 臨床検査技師になって後悔すること
臨床検査技師(MT)になって後悔する理由には、どのようなことが考えられるでしょうか?就職先や転職先によっても異なりますが、多くのMTが勤務する病院の場合で考えてみましょう。
①.給料が低い
病院勤務のMTになった場合、給料が低いということで後悔する人も少なくありません。
国家試験に受かるため必死で勉強したり、激務をこなしている割には給料が低いと感じたりする人もいます。
②.ミスが許されないというプレッシャーが大きい
特に病院やクリニックで働くMTの場合、患者さんの命に関わることに悩む人もいます。
例えば、検査で病変部を見つけられず「異常なし」としてしまうと命に関わる、というプレッシャーなどが挙げられます。
2. 職場選びで後悔すること
臨床検査技師の働く就職・転職先にはさまざまな種類があるため、職場選びを間違えると後悔することになりかねません。
この章では、臨床検査技師が職場選びで後悔する例を考えます。
①.病院を選んだMTが後悔すること
前の章でも触れましたが、病院では規模にもよりますが、非常に忙しく働かなければなりません。さまざまな業務を同時にこなすことも求められるので、心身ともに限界を感じるケースもあります。
病院では最新の医療技術を学べるなどスキルアップを図れる体制ができていることが多いと言えますが、その分研修会に参加しなくてはならないため、負担に感じて後悔する人もいます。
②.クリニックを選んだMTが後悔すること
クリニックの場合はスタッフの数が少ないため、ほかの職種のスタッフと連携することや、検査以外の業務も行わなければならないこともあるため、難しさを感じる人もいます。
また、基本的には生理機能検査のみとなるため、患者さんとコミュニケーションを取るのが苦手な方や検体検査なども行ってスキルアップしたいと考えている人は大変さを感じることになるでしょう。
③.検診センターを選んだMTが後悔すること
検診センターを選んだMTの場合、健診に来る患者さんは健康な人が多いので、MTとしてのスキルアップが難しいことや、仕事に面白さを感じずに後悔することがあります。
また、将来病院に戻りたいと思っても、検査内容が限られていることからスキルの維持や向上をするのが難しいので、戻りにくくなることも後悔の理由となる可能性があります。
3. 職場で後悔すること
実際に転職前に思っていたのと職場の状況が違うために、入職してから後悔するケースもあります。ここでは、どのような理由で後悔することがあるのか具体的な例を考えてみましょう。
①.人間関係で悩む
どこの職場でもあることかもしれませんが、人間関係の悩みで後悔することがあります。
MTの場合、上司となる技師長や看護師さんから厳しく当たられる場合が多いようです。
②.思っていた仕事内容と違う
転職してみたら、自分がMTとして行いたいと思っていた仕事内容と違うために、後悔することもあります。
検体検査を行いたいと思っていたのに、生理機能検査ばかりだったというような例があります。
③.給与が少ないと感じる
これも入職前に給与がどれぐらいかは分かっていますが、実際に入職してみたら、思っていた以上に仕事が激務で、給与に見合わないと感じる場合などが考えられます。
4. 転職は解決策の1つ
臨床検査技師(MT)が後悔する理由はさまざまですが、転職してみることが解決策になることもあります。とはいっても、やみくもに転職しても問題が解決しないことも多々あります。
転職する際には「転職エージェント」を利用すれば悩みを相談することができ、豊富なデータや経験などを通してアドバイスをもらうことができるため、後悔のない転職をするのに役立ちます。
また、MTになったことを後悔している方の場合、別業界に転職することも悩みを解決する方法の一つになりますので、転職エージェントに一度相談してみてはいかがでしょうか。